3Dプリンティング(開発品)
3Dプリンティングはオンデマンド生産や複雑形状の成型が特長で、半導体・航空宇宙・医療・自動車・建築など、多くの産業分野への応用が始まっています。ダイキンはフッ素樹脂の3Dプリンティング技術を開発し、用途展開を行っています。
トレンド
3Dプリンティングにより、従来の金型や機械では不可能な複雑な形状を、金型や治具を使わずにデジタルの設計データから直接作り出すことが出来ます。3Dプリンティングには「材料押出法」、「液槽光重合法」、「結合剤噴射法」、「材料噴射法」、「粉末床溶融結合法」、「シート積層法」といった造形方式があります。
ダイキンは、粉末床溶融結合法向けのネオフロンPFA材料を開発しました。 PFAは優れた耐熱性及び耐薬品性を持つため、この3Dプリンティング造形品は半導体や医療機器、化学プラント、石油・ガス分野などへの応用が期待されています。
ネオフロンPFA材料による3Dプリンティング造形物(試作品)
用途
航空・宇宙分野
高機能・高信頼性が要求される航空・宇宙関連部品の複雑形状、小ロット生産に貢献します。
半導体分野
高い信頼性が要求される半導体製造装置の複雑形状部品への応用が期待されます。
オイル&ガス分野
高い信頼性が要求されるオイル&ガス関連部品の複雑形状、小ロット生産に貢献します。