離型剤 ダイフリー
ダイフリーはフッ素特有の非粘着性や滑り性を活かし、ゴムやプラスチックを金型から取り出しやすくします。
薄くて、乾性塗膜を形成して離型させるため、成形品へ離型剤の転写が少なく、持続性にも優れます。加工メーカーにとっては金型クリーニングの回数を減少させ、生産性と安定性を改善することができます。
概要
高離型で転写の少ない離型剤 ダイフリー
離型剤 ダイフリーで成型品の離型性が向上し、成型品への転写もありません。金型クリーニングの頻度を減少させ、良品率を落とすことなく加工メーカーにとっての生産性改善を図ることができます。
ダイフリーの利点
・高精度離型による不良低減
・0-0.1µの薄膜による原料の最適化
・成形時の汚染がなく金型クリーニングの回数減少と長寿命化
・成形品へ転移せず、後工程でべたつかない
・1回の塗布で数ショットの成型が可能
ダイフリーはフッ素ゴム(FKM、NBRなど)、熱硬化性樹脂(エポキシなど)、熱可塑性樹脂(PVC、PP、PEなど)に使用可能です。水系と溶剤系の2タイプがあります。スプレー、刷毛塗りまたはエアゾールでの適用が可能です。また、PFOAおよびオゾン破壊物質のような規制物質は使用しておりません。
ダイキンは、フッ素系離型剤のパイオニアで30年以上の実績があり、グローバルの充実したユーザーサポートでお客様にソリューションを提供しています。
他の離型剤との比較
・ワックス:厚膜(30 - 50μm)、固体フイルム層。型面が汚染されやすい
・シリコーン:薄膜(1 - 20μm)、油性フイルム層。成型品に転写し、後工程の処理を難しくする
・ダイフリー:より薄膜(0.1-1.0μm)、乾燥フイルム層。撥油性と防汚性能を有する
グレード・特長
タイプ | 推奨の希釈剤 | 特長 |
用途 |
---|---|---|---|
水系 | 水 | 非危険物 | 一般的なゴム、熱硬化性樹脂 |
溶剤系 | 石油系溶剤(イソヘキサン・イソプロピルアルコール) | 離形性、速乾性 | シリコーンゴム、合成ゴム |
エアゾール | 適用できない | 濃度調整済み、使いやすい、優れた乾燥性 | 一般的なゴム、プラスチック(複雑成型に最適)、 電子電気部品 |
内部離型剤 | - | コンパウンドに添加された際のゴムの離型性改善 | ゴム、熱硬化性、熱可塑性樹脂のための離型添加剤 |
タイプ | 品番 | ダウンロード |
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水系 | GW-4000 | テクニカルデータシート |
GW-4010 | テクニカルデータシート | |
GW-4500 | テクニカルデータシート | |
GW-4510 | テクニカルデータシート | |
GW-8000 | テクニカルデータシート | |
GW-8500 | テクニカルデータシート | |
溶剤系 | MS-175 | テクニカルデータシート |
GF-700 | テクニカルデータシート | |
GF-750 | テクニカルデータシート | |
MS-600 | テクニカルデータシート | |
エアゾール | GA-3000 | テクニカルデータシート |
GA-9700 | テクニカルデータシート | |
GA-9700M | テクニカルデータシート | |
GA-9750 | テクニカルデータシート | |
GA-9750M | テクニカルデータシート | |
内部離形 | FB-961 | テクニカルデータシート |
FB-962 | テクニカルデータシート |