電気特性

ビッグデータ処理や高速通信のため、電子機器や通信機器では高周波化が進んでいます。そのため、プラスチック素材にも周波数対応のニーズが高まっています。
ダイキンはフッ素特有の電気特性を活かし、お客様のご要望にお応えできる幅広いソリューションを提案します。

概要

フッ素樹脂の電気特性

フッ素樹脂は対照的な分子構造((-C2F4-)n)で炭素とフッ素の間の距離が短いことにより、低誘電特性や低誘電損出などの電気特性を持っています。

低誘電特性の応用

フッ素樹脂は電気的に安定しており、高周波に影響を与えにくいという特性があります。ポリフロンPTFE・ネオフロンPFAなどのフッ素樹脂は、あらゆるプラスチックに対し低い誘電率を示します。 このため、絶縁材料・同軸ケーブル・プリント基板などの用途に使用されています。

高誘電特性の応用

ダイキンはパーフルオロ系フッ素樹脂と異なる、高誘電率のビニリデン系フッ素樹脂(ネオフロン VT-6630)を開発しました。従来の高誘電樹脂を大幅に上回る比誘電率が特長です。例えば、コンデンサ用フィルムに応用することで大幅な小型化が期待されています。

ダイキンのソリューション

Fluoropolymers

フッ素樹脂

ダイキンの強み

・フッ素ポリマーの設計・重合技術を活かした豊富な品揃え(ポリマー組成×変性タイプ):特に、高純度製品・変性タイプが得意
・テクニカルサービス:評価・分析、加工指導などでユーザーサポート充実

主な機能

耐熱性、耐薬品性、耐候性、非粘着性、電気特性

Fluoroelastomers

フッ素ゴム

当社の強み
・フッ素ポリマーの設計・重合技術を活かした豊富な品揃え(ポリマー組成×架橋系):特に、パーオキサイド架橋とポリオール架橋が得意
・テクニカルサービス:評価・分析、加工指導などでユーザーサポート充実

主な機能:耐熱性、耐薬品性、耐油性、耐酸性、高温での圧縮永久歪み性

Fluoro Coatings

フッ素樹脂塗料

ダイキンの強み
・豊富な品揃え(水系、溶剤系、ゴム塗料、粉体塗料)
・ポリマー合成から塗料配合までの一貫開発・生産
・テクニカルサービス:評価・分析、加工指導などでユーザーサポート充実

主な機能

離型性・非粘着性、耐熱性、耐薬品性、耐食性、低摩耗性

Coatings resins and additives

耐候性塗料用樹脂

ダイキンの強み
・豊富な品揃え(水系、溶剤系)
・橋梁、鉄塔、高層ビルなどの重防食塗料で多くの実績

主な機能

耐候性、耐薬品性、防汚性

Polymer Additives

樹脂添加剤

ダイキンの強み
・豊富な品揃え(潤滑用、ドリップ防止、加工助剤)
・テクニカルサービス:実用評価、加工指導などでユーザーサポート充実

主な機能

滑り性、撥水撥油性、難燃性の向上、加工性の改善

Fluoropolymer Films

フッ素樹脂フィルム

ダイキンの強み
・フッ素ポリマーの設計・重合技術を活かした豊富な品揃え(ポリマー組成×厚み)
・表面処理技術:フッ素樹脂の欠点である接着性の向上で用途展開

主な機能

耐熱性、耐薬品性、耐候性、非粘着性、電気特性

製品 物性
高周波 低周波
誘電率 誘電正接 誘電率 誘電正接 体積抵抗率
(Ω/cm)

フッ素樹脂
フッ素樹脂フィルム
フッ素樹脂塗料(ゴム系以外)
添加剤
(ポリフロンPTFE、ポリフロンMPA)

PTFE 2.1 2×10-4 2.1 <1×10-5 >1018
PFA、FEP 2.1 3~4×10-4 2.1 <2×10-5 >1018
ETFE、EFEP
CPT、PCTFE
2.3~2.8 5×10-3~0.16 2.3~2.8 8×10-4~0.027 >1016(*)

フッ素ゴム、ゴム系フッ素樹脂塗料

添加剤(ダイキンPPA)

6~8 (60Hz) - - - 1012~14
耐候性塗料用樹脂 ゼッフル* 2.6~2.8 1×10-2 - - >1016

*ゼッフルは硬化剤を配合した塗膜の測定値。上記数値は代表値であり保証値ではありません。

用途

solutions for electrical properties

solutions for electrical properties

solutions for electrical properties

ダイキンは、より幅広いニーズにお応えするために、幅広い比誘電率のフッ素系材料を提供しています。

  • ボンネット内部のワイヤー
  • LANケーブル
  • 基地局
  • 同軸ケーブル
  • リチウムイオン電池
  • 風力発電
  • 太陽光発電
  • プリント基板